やる気が出ない原因について

やる気が出ない原因とは?

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人間のやる気は、科学的に考えてみると、脳内の神経伝達物質の増減によって変わってくるといわれています。いくら精神的に奮い立たせようとしても、そもそもそうした考え自体が出てこないということもありえるのです。一時的な人間のバランス作用としてやる気が落ち込む場合と、疾患でどうやってもやる気が出てこない場合と双方が考えられ、前者の場合はそのうち回復しますが、後者の場合は治療が必要になります。ここでは後者について特に取り上げます。

モノアミン仮説とやる気


人間の脳内には、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質が存在していて、これが正常に働くことによって、さまざまな行動を行うことができます。

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言い換えれば、物事に取り組む「やる気」の正体がこれで、脳内の神経を正常に信号が流れることで、感情を抑制しながら能動的に自分の体をコントロールできるための物質になります。これが不足すると、精神疾患の症状に陥り、よく知られる「うつ病」は神経伝達物質のうち、セロトニンが何らかの原因で不足してしまうために起きる「脳の病気」です。セロトニンは人間の生体リズムや睡眠を調節する機能を有し、それがおかしくなってしまうために、バイオリズムがおかしくなり、やる気のない抑うつ的な症状に陥ってしまうのです。このような神経伝達物質と人間のやる気を含めた感情と行動の関係を示したのがモノアミン仮説といいます。セロトニンだけではなく、ドーパミンやノルアドレナリンが不足しても、やる気が出なくなってしまいます。仮説の名の通り、まだ正確な解明はなされていません。

神経伝達物質が減ってやる気がなくなる原因


やる気がなくなるメカニズムについては上記のとおり、神経伝達物質の不足、減少によるものなのですが、なぜ減ってしまうのかについてはさまざまな説があります。同じ環境でも、おかしくなる人とならない人がいて正しい答えは出せないのですが、よく言われるのは、肉体的・精神的ストレス、運動不足、太陽の光に当たらないこと、不規則な睡眠などが挙げられます。どれがどう作用するのかまだわかっていないのですが(わかればうつ病などは解決しています)、これらの要素を潰していくのが、やる気がなくなるリスクを減らすものだと考えられています。また、就職、転職、結婚、出産などライフステージにおける大きなイベントも、やる気がなくなるリスクを増やします。通常とは違う環境が、脳内の神経伝達物質のバランスを崩してしまうおそれがあると考えたほうがよさそうです。


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