やる気が起きないのとうつの関係について

やる気が起きないのはうつなどの病気が原因?

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やる気が起きないのは、短期であれば人間の正常な自己防衛本能の現われです。過剰にアクティブになることで心身が疲労、疲弊してしまうのを無意識レベルで防ぎ、本当にやる気が必要な場合に備えるのです。やる気ホルモンには限度というか、必須アミノ酸を消費するという限界があるので、無駄使いはできません。

ゲームに例えると、「やる気」という魔法は、「アミノ酸からできた神経伝達物質」というポイントを消費して使うことができます。従って無駄使いするとなくなってしまいます。

しかし、長期にわたってやる気がまったく起きない場合は、別の要因を探ったほうがよいのです。うつ病などの場合になります。こうした場合、魔法を使うためのポイントが「ゼロ」になってしまいます。これではそもそも何もできないというのがお分かりになると思います。

脳内物質の不足とやる気


うつ病を例にしてみましょう。うつ病は脳内のセロトニンが不足していて、それによって、感情や睡眠をコントロールできなくなってしまうとともに、ノルアドレナリンやドーパミンとのバランスが崩れ、両者のコントロールもできなくなってしまっている状態です。

必須アミノ酸を摂取しても、それによるセロトニン合成の過程がおかしくなってしまっていること、正常にセロトニンを脳内の神経間を伝達できなくなってしまうことから、正常な人間の行動をコントロールする信号=やる気が、物理的に出せなくなってしまうのです。

科学的にやる気が出る構造そのものがおかしくなっていて、やる気のエネルギーがない状態ですので、「根性で」とか「気合で」とかそういうことが通じる次元ではないのです。根本的にやりたくてもできないし、やりたいという気持ちが起こせない状態です。ガソリン入っていない車は、いくら気合を入れても動かないのと同じと考えてください。

やる気を取り戻すためには治療を


うつ病などの病気でやる気が出ない状態に陥ってしまった場合は、生活習慣や食生活の改善だけでは(それも必要ですが)治癒しません。しかるべき専門医に行って、投薬治療やカウンセリングを受けながら、化学的な治療を受ける必要があります。

とはいえ、日本の精神科医療は「薬漬け」などの弊害も指摘されています。会社の産業医や提携のメンタルヘルス相談室があれば、そこでワンクッションおいてアドバイスを仰ぐのもよいかと思います。そこで通院が必要といわれれば、通院をして治療を受けることがやる気を戻す道になります。

■PS.うつ病なのか?それともただやる気が出ないだけなのか?の線引きについては、うつ病まるわかり - うつ病の症状、原因、治療法まで詳しく解説!を参考にするとよいでしょう。


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